私の召命物語(6) 

 イエス様! 私は小さい修道者になりたいです・・・

初めてカトリック教会に行ったのは小学校5年の時でした。
家族の中でカトリックの洗礼を受けたのは姉一人でした。
姉が信者ではなければ私は今ここにいなかったと思います。

カトリック教会に初めて行った印象は今でもはっきりと覚えています。
白い祭服を着てごミサを捧げている神父様が神様のように見えましたから、
姉が私を神父様に紹介してくれました時、目を合わせて挨拶することができませんでした。
その時は不思議に思いましたが、今振り返ってみると、
神父様を通して神様に出会ったのだと思います。

まだ洗礼は受けていませんでしたが、土曜日は信者である友だちと一緒に聖歌隊に入り
歌の練習をしました。それがずっと続き、中学3年まで教会に通いました。
が、中学3年生の秋に家族の中で唯一の信者である姉が修道会に入会するという事で
家中が大騒ぎになりました。家族の反対に何も言わずに、姉は黙々と入会の準備をしていました。
姉の姿を見ながら心の中でいろいろな疑問が起こりました。
と同時に今まで自由に教会に通っていた私は母の一言で教会に通えなくなりました。

姉の入会後、家の中は姉が亡くなったような雰囲気でした。
教会と姉の話は一切しない状態で数ヶ月が過ぎました。
姉が入った汚れなきマリア修道会(韓国地区)は、
一年に2・3回の面会がありました。
両親と一緒に修道院を訪れると、日本から派遣されたシスター方はいつも微笑んで、韓国語で一所懸命お話をしていました。
シスター方の姿を見ていると、温かい家庭・お母さんのような雰囲気を感じました。私の心の中で「ここで生活したい」と言う気持ちが段々と強くなりました。両親は姉が修道者になることを反対していましたが、修道院を訪れることによって、信者になりたいという気持ちが少しずつ固まっていったようです。

ある日、父が教会に通い始め、「洗礼を受けたい」と言うことを母に伝えると母も洗礼を望み、二人とも洗礼のお恵みを頂きました。
両親が洗礼を受けた後、私も洗礼を受けたいと思いました。
その間、CHOICE(カトリックで行われる“選択”という集まり:未婚者・信者・非信者対象で自分を知るためのプログラム)に参加した私は信者になることを決心し、自分の心の動きを見る良い機会となりました。

洗礼の前に教会で出会ったシスターから“初聖体を頂く時、
お祈りすることは必ず神様が聞き入れてくださる”と言うことを
伺いました。洗礼の日、初めてご聖体を頂いてお祈りをしたことは
「イエス様!私は小さい修道者になりたいです。私を導き、いつも私と共にいてください。」でした。

その後、他の修道会を訪問しましたが、私の家は汚れなきマリア修道会であることを確信しました。
小さい時に訪れた修道会の家庭的な雰囲気とシスター方の優しい微笑みはマリア様の姿そのものでした。

こうして私は汚れなきマリア修道会で、すべてを神様に委ねながらマリアの宣教者として、マリアの使命を喜びと感謝・祈る心を持って、日々の生活を生きていきたいと思います。

シスター レジナ 金 春玉

◆終生誓願式◆

2008年8月
調布修道院にて








INDEX
▲TOP